車で子どもたちのお迎えに行っているときの、ふとしたなにげない出来事でなんだかしんみり思ったことがありました。
見渡しの良い道路。
少し先の横断歩道で自転車に乗った人が道路を渡るため止まろうとしてたから、早めに速度を落として停止。
学生さんと思ったらヘルメット被ってサングラスばっちしの、マウンテンバイクに乗る白髪のおじさん。
おじいさん?
ゆっくり自転車をこぎながら2回頭を下げながら横断歩道を渡り、渡った後にまた頭を下げて御礼を伝えてくれました。
そして最後に「どうも〜!」的な感じで片手を上げて御礼を伝えていったおじさん。
友達でもないし、全く知らない人だけど、なんだか親しみの感じる人だったな。
ちょっと早めに停まっただけで、なんだかすごくいいことをしたかのように思わせてくれました。
信号のない2車線の道路は車側が止まらないと、なかなか横断歩道側は渡れません。
私が停止したことで、スムーズに渡れたおじさん。
だけど「ありがとよ〜」的な感じでフランクにたくさん御礼を伝えてくれたおじさんのおかげで、私はとても良いことができた気分にさせてもらいました。
自己肯定感もあがり、その日のおこないもなんだか良い感じ。
気分良く子どもたちのお迎えに行けます。
そうです。
私よりもおじさんの方が何倍も「親切」をしてくれたんです。
親切はいろいろな形で行われているんだなと思いました。
何気ない出来事の中に、貴重なことを気づかせてくれた瞬間。
いかにも停まってあげた私が親切なようですが、御礼をしっかり伝え私を良い人にしてくれたおじさんの方が親切です。
そしてどんな時でもどんなことにでも御礼を伝えられる大人ってすごくかっこいいなと思います。
エラぶらず、ささいなことにもちゃんと「ありがとう」を伝える。
おじさんのような本当の親切ができる大人の人になりたいなぁ。
おじさん、ありがとう。
コメント